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菜譜子的香港家常 ~何も知らずに突撃香港~

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2014年 10月 08日

國際都會商場美食廣場@國際都會商場・紅磡

広州への国境(?)越え直通電車の始発駅である紅磡站は、地下(というか地上というか)に貨物ターミナルを含めた列車の乗り場を擁し、駅自体の建物も比較的大きいけれどその下に広がる土台がとてもデカイ。

この土台の上には駅とともに都會海逸酒店ハーバープラザメトロポリスホテルと、メトロポリスショッピングモールも立っている。

このメトロポリスショッピングモールは、個人的には微妙なショップ構成でパークンくらいしか利用することがないのだが、その不便さを補って余りある素敵なフードコートが3階にある。

といっても、改装が入って以降行ってないので、無くなっているかもしれないが。

フードコートのいい所は、色々なものをチョイスできるところ。素菜屋、海南チキンの店、越南、小龍包、茶餐廳、和食・・・などなど。バラエティ豊かなお店が周囲に並び、中央部はテーブルになっているフードコート形式。

中でも、ここに入っていた素菜屋(ベジタリアンの店)は、常時10種類くらいのおかずをガラスケースに並べて、ご飯の上に好きなもの3品ぶっかけてもらい、例湯もついてというセットが、美味しくて大好きだった。
國際都會商場美食廣場@國際都會商場・紅磡_c0200671_11224382.jpg

このセットに、あーやっぱ肉もくいてぇぇぇ!なんて時は向かいから切鶏を買ってきて食べたり、

はたまた、今日はあっさりフォーだな!とベトナム飯ができたり、
國際都會商場美食廣場@國際都會商場・紅磡_c0200671_1123498.jpg


小龍包と餃子を食べたり・・・
國際都會商場美食廣場@國際都會商場・紅磡_c0200671_11231997.jpg


と、結構頻繁に通った。

フードコートでしかも香港なので、食べ終わったらそのままにしておけば、お掃除の方が片づけてくれるが、ある日衝撃的な光景をみてしまった。

比較的混んでいたその日は、周囲には席待ち顔の人も立っていたりな具合。

タイミングよく席を確保できていたので、やれやれと食べ始める。隣のテーブルも4人座っていたが、4人と思っていたそのテーブルは、実は2組。片方の2人がかなりの量を食べ残したまま席を立った。

相席が当たり前の香港なので、同じテーブルについていたとしても実は別のグループ同士だったりなんてことはザラである。なので日常の光景として気にも留めていなかったけれど、ふと見ると、立ち去った後に、先ほどまで席待ち顔で立っていたポロシャツに鞄を斜め掛けにした、こぎれいな格好のオッサン(間違いなく40後半)がすっとその席に座った。

うんうん、片づけてもらう前に座らないと、席空いてないものねーなんて思っていたら、おもむろに目の前のものを食べ始めた。


ん?

え?

えぇぇーーーーーー!!!!

と二度見どころか3度見。

同じテーブルに座っていた、小姐2人もまったく同じ2度見をしている。

あ、やっぱり食べ残しよくないから戻って食べてるのかな?と一瞬思ってしまったくらい、堂々とした食べっぷりだ。

残っていた炒飯と、おかずを平らげて、スッ立ち去ることのに、ほんの5分程度だろうか。見事なまでのヒット&アウェイぶりに、ただただボー然。

小姐二人と目があったお互い爆笑してしまった。

みると、同じようなことをやっている人があと2組いた(笑)

そう、席待ち顔で立っていたわけではなく、その日の食べたいモノと食べ残し量をリサーチし、片づけられる前にスマートに行動できる席をロックオンしていたのだ。

さすが香港!こういう風しないと狭くて安普請でも平気で億とかするマンションは買えないんだねっ!

と妙な感心をしてしまい、この事件以降、このフードコートを『紳士と淑女のフードコート』と呼ぶことにし、益々このフードコートが好きになった。

もちろん、ここに行ったときにはウォッチも欠かさずに。


ただ、このことを香港が長い友人及び香港人の友人に話したところ、そんな人みたことない・・・と言われたので、メトロポリスだけのお楽しみかもしれない。


[場所]
紅磡都會道6號國際都會商場美食廣場

by recipkoinhongkong | 2014-10-08 18:00 | Eat


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