人気ブログランキング | 話題のタグを見る

菜譜子的香港家常 ~何も知らずに突撃香港~

recipkinhk.exblog.jp
ブログトップ
2014年 10月 28日

れ記茶餐廳 ~本日の煲仔飯・北菇雞煲仔飯~

れ記茶餐廳 ~本日の煲仔飯・北菇雞煲仔飯~_c0200671_9505996.jpg

年中暑いような印象の香港だけれど、一応四季があり、日本のように暑いほどの暖房が完備さえていないこともあり、冬はかなり寒い。

東京から香港に向かえば薄着でも平気だけれど、香港に住んでいると体も香港になれるので相当寒く感じるのだ。

ゆるやかだけれど、秋も感じられて、ビーサンで行動しにくくなったら秋。でも、そうなると楽しみなのは、砂鍋を使って炊き上げる土鍋メシの煲仔飯

外に設置されたコンロに煲仔が並び、パチパチを火を受けながら白い湯気といい香りをあたりに充満する。

そんなつもりなくても、この風景を見ると、あぁ香港も寒くなってきたんだなーと実感できて、日本のような自然の樹木の色の移り変わりで秋を感じるのとはまた違うけれど、同じくらいに素敵な季節の感じ方だ。

れ記茶餐廳では一応一年中提供できますが、やっぱりこの季節になったら煲仔飯をおすすめします。

ベトナム風豚と卵の煮物を作った時などは越南紅焼蛋煲仔飯を提供しますが、煲仔飯の定番である北菇雞煲仔飯もご用意しています。

香港で買ってきた分厚い冬菇を柔らかく戻し、蒸し煮することでこれまた柔らかく仕上げた鶏肉とともに、豉油をかけてワシワシ召し上がっていただきたい北菇雞煲仔飯。

香港では骨付き肉ですが、うちの茶餐廳ではモモ肉です。

冬菇は戻しただけでも美味しいですが、ひと手間。
ぬるま湯に浸して2時間以上置いた後に、水けをきって塩・砂糖・油をほんの少しずつ入れてマリネして、20分ほど蒸したものを使っています。

いわゆる日本の干しシイタケとは違うので、ドンコと書いてあるものを使うのがおすすめ。

他のものに比べると、おこげができやすいので、火加減はやや気を付けて。
れ記茶餐廳 ~本日の煲仔飯・北菇雞煲仔飯~_c0200671_951255.jpg




[材料]
米(できればタイ米) 1.5カップ
鶏モモ肉 1枚
干しシイタケ(小さ目) 8個 (大きさによって加減)

---- 鶏モモ肉の下味 -----
紹興酒 大1
生抽(または醤油) 大1
砂糖 小1
生姜のしぼり汁 小1/2
胡椒 少々
ごま油 小1
片栗粉 小1

---- 干しシイタケの下味 -----
塩 少々
砂糖 一つまみ
サラダ油 小1/2

豉油 適量



[作り方]
1 干ししいたけは全体が浸るよりも少しだけ多めのぬるま湯に浸して、2時間ほどかけて戻す。
2 鶏肉は大きめの一口大に切り分けて、下味の調味料をすべて入れて軽くもみ置いておく。
3 2のしいたけが戻ったら、水けをきって取り出し、石突を切り、下味の調味料をいれて全体をもみ、15分~20分程度蒸しておく。
4 タイ米は軽く洗って、たっぷりの水とともに土鍋にいれて中弱火にかける。
5 グツグツとして来たらそのまま3分ほど茹でる。
6 汁けに粘りが出てきたら蓋をして、蓋と土鍋の隙間から水分を捨てる。
7 2の鶏肉と3の干ししいたけを上に乗せる。
8 極弱火で炊き上げる(土鍋から水蒸気が出てこなくなったら炊きあがり)。そのまま10分ほど蒸らす。
9 食べる直前に、豉油をかけ、蓋をして少し蒸らしてから全体を混ぜて出来上がり。


※大きい干ししいたけを使う場合は、食べやすい大きさに切る。
※豉油がない場合は、醤油大1、砂糖小1、油大1を合わせたものでも。
※生抽がなければ普通の醤油で。紹興酒も普通のお酒で大丈夫。


by recipkoinhongkong | 2014-10-28 18:00 | れ記茶餐廳


<< 中環碼頭前@民耀街・中環      今日何作る!?(2014年10... >>