香港で乗るフェリーの内もっとも乗っている天星小輪は、やはり中環-尖沙咀だと思う。
中環中心部からはIFC横を経て伸びる碼頭までの道は、遠くてメンドクサイと思う気持ちと、フェリーピアが見えてくるにつれ、なぜか毎回ワクワクしてしまう気持ちを両天秤にかけて、いつもワクワクが勝ってしまい、歩いてしまう。
フェリーピアが近づくと、昔の碼頭をそのまま残した中環碼頭というオレンジがかった赤い字が見えてくる。
もともとは、現在のマンダリンオリエンタル香港が目の前にあった碼頭だが、埋め立て計画によってこんなところに来てしまったのが香港らしい。
船がきて乗り込み香港島側と、
九龍側。
そして海。
今日みたいに曇りがちの日は、イギリス統治が始まったころと現在が入り混じるかの様で、不思議な気持ちで海と風景を眺めているのに気づく。
船内の至る所、天星小輪の可愛らしさが漂っていて、柱にステンシルされた漢字さえ可愛らしく見えてしまう。
そして、自分も乗っているはずなのに、通り過ぎる天星小輪を見ると、なんだかうれしくなってしまい、
遠くに行ってしまうと、なんだか寂しくなってしまうのは、私だけではないはず。
尖沙咀側に着くころになると、紺色のセーラーを着た船員さんが、着岸のための準備をはじめる。
始めてるのか?
もう始めようよ・・・・
話しに花が咲いてる場合では・・・・
一応見てる?
・・・・・まぁ、無事着岸。
ちょっと波が荒い時は押さえててくれる。優しいw