セントラル・中環から続く皇后大道中と、西環へ向かう皇后大道西の始まりの、ちょうど境にあるのが
東街。
数段の階段から始まり、樂古道を超え、スパイスやの源興前の階段。
この階段を上がると、
キャットストリートと呼ばれる
摩羅街(摩羅上街)。
そして、もう一つの階段を上ると荷李活道に出会う。
香港の好きな風景:東街の階段のある坂
でも書いたけれど、とても好きな風景だ。
荷李活道に当たってしまうと、荷李活道へと入ってしまうので、その上に行くことはないけれど、この頃は、上環が拠点になっているので、ウロウロしてみた。
荷李活道から東街は、太平山街までの短さ。その70m程の道なのに、素敵が詰まっている。
まず、坂の入り口の右。
欄菜兄弟と書かれている。
荷李活道側は店舗として見えず、ただの壁だが、一歩東街の坂に入ろうとすると、白く塗った地に赤で書かれていて、印象的。
中を覗く、いつも猫が寝そべっていて、どうやら猫がやっている店の様だ。猫なのに野菜の卸を生業にしているのか、時々、西洋菜(クレソン)の束が置いてあったりする。
この辺りは、モダンにリノベーションしているけれど、よく見ると古い建物が多い。
坂の上、太平山街にあたるキワにある、唐樓といってもよい古い建物の入り口。
入り口を囲むタイル。番地を示す番号もタイルの色を変えて貼ってある。脇には
33833という番号。これは中電香港の番号だろうか?青い扉の奥には黄色の格子扉があり、すべてが可愛くて調和がとれているように思う。
一方、ちょうど向かいにあるショップの入り口。
ただのシャッターかな?と近づいてみると・・・・
ちゃんと、古くからあるデザインの郵便箱が書かれている!
些細な素敵が、沢山隠れているのが、香港の街の面白さだと思う。
東街の太平山街のドンツキから、下に眺める夜の風景。
そして、夜明けはこんな感じ。