人気ブログランキング |

菜譜子的香港家常 ~何も知らずに突撃香港~

recipkinhk.exblog.jp
ブログトップ
2014年 05月 10日

『香港の夜』 尤敏の衣装 その5

c0200671_11234339.jpg


東京国際空港羽田の昔の姿もみれるのもいい。
田中を思う二人の女性のやり取りが、何となくジェラシーなんだけどお互い友情も感じていて、奪い合うわけでもなく、争うわけでもなく、譲り合うわけでもなく、不思議な淡々さ。


① 母に会いに日本へ

田中から送られてきた手紙で、母が麗紅に会いたいしり、東京にきた麗紅。

ホテルの部屋で母と二人になり、小さい時に帰ってこなかった母を許せずにずっといたけれどそれでもやっぱりいつか会いたかったと、二人でむせび泣くシーン(じーん)。
c0200671_76496.jpg

これも大きな襟でシングルボタンのコートスーツ。草色の生地がとても綺麗だ。持っているバッグは横長で小さなバニティバッグのようなかわいいもの。


② 恵子との再会

新聞社に勤めていることをいいことに公私混同しまくり、新聞広告まで出して麗紅の母を探す田中だったが、一向に埒が上がらずにいた。そんな時に恵子が雲仙の田中の実家の旅館へと、スケッチ旅行へとでかけたおりに、田中が持っていた麗紅と母との写真が部屋の着替え入れに入っていた(そんなばかなっ!(笑))

麗紅と母親との再会は、恵子の機転あってこそなのだ。

そのことをしった母と麗紅はお礼をしたいと、恵子とともに庭園へ。
中国人の麗紅は、美しい紺色に鳳凰(かな?)の模様がはいった中国服、母・好子と恵子は着物。
c0200671_76519.jpg

田中が写真を撮うとすると、恵子が「麗紅さんから頂いたイヤリングをつけますわ」とイヤリングを、麗紅は「じゃあ私も恵子さんがくださったリングを」と真珠のリングをつけ、記念写真。


③ なぜか奥多摩湖

仕事が忙しい(ほんとかよ)田中に代わり、恵子が東京を案内すると、二人で奥多摩湖にドライブに来た。
c0200671_765457.jpg

ドライブにふさわしく(?)、麗紅は素材がよさそうな赤いゆったり目のVネックセーターと、紺のクロップドパンツに、ドライビングシューズ。頭には白地に黒のラインがはいったスカーフを巻いている。

恵子は、やはり絵描きだからか、ベレー帽に、大きなグレンチェックのスモックのようなジャケットにスカーフを合わせている。

車を降りて湖を眺める二人。
煙草をたしなむ恵子がシガレットケースを出して「いかが?」と麗紅に進めるが、吸わない麗紅は「いいえ」と返事する。そのシガレットケースが素敵だったので、恵子に聞いてみると、田中が誕生日にくれたと答えた。ちょっと複雑な表情をする麗紅。

恵子はここで、自分には好きな人がいるけれど、その人を手に入れるための最大の難問が麗紅だと告げる。麗紅は恵子が田中を好きで二人は婚約するものと思っていたので戸惑う。
恵子は責めるわけではなく「麗紅さんも廣さんのことを愛しているのでしょう?」といい、自分は待つことを告げる。


④ これからどうする?

麗紅と日本で一緒に暮らしたい母。母の今の家族のことを考えると遠慮するのがいいと戸惑う麗紅。

ホテルの屋上でさっき母と話していたことを考えていると田中がやってきた。
「香港はどっちの方向ですか?」と聞く麗紅に、田中は「南西だならあっちですね。」と答える。その時に母の現在の家がある柳川も同じ方向だと教える。
c0200671_765688.jpg

なんというか、オレンジや緑の印象派みたいな柄の中国服のワンピースとジャケットの揃い。普通ならなかなか難しいけれど、中国服のスタイルにすると引き立つのね。

⑤ 柳川の家での生活

柳川で母の家族との生活を始める麗紅。お花を習い、着物を着てなんとか馴染もうとするが、すれ違う人に「あんひとが、中国人とのあいのこかい」と陰口をいわれて、どうしてもなじむことができない麗紅。
c0200671_815761.jpg

お花の稽古から帰った麗紅が母から褒められ「お花はいつかマスターできるけれど・・・・お母さんどうしてもこの空気になじめないの」と香港への郷愁を口にする。

よその土地から着た人への好奇の目と、口さがない噂というのは日本に限ら無いと思う。自分が生まれ育った場所以外で、大きくなってから暮らしていくというのはとても大変だろう。

こんなに綺麗だから余計いわれるという感じだ。

by recipkoinhongkong | 2014-05-10 18:00 | Cinema | Comments(0)


<< 『香港の夜』 司葉子の衣装 その3      小寧波湯圓 >>