銀樹街と梅窩郷事會路が合わさる角。
ここに立つ家のつくりが、とってもとってもかわいい。
トタンのような屋根と、白く塗られた壁。扉や窓枠、手すりはグリーンで塗られている。扉の前におかれたすっかりニスがはげた椅子と机。
香港で見かける家は、決してセンスがいいとは言えないはずなのに、どれもフォトジェニックで可愛くて、どうしようもなく好きだ。
少し進んだところでふと横を見ると、道というか路地という言葉がぴったりな通りがあり、覗けば覗くほど奥のほうに香ばしそうなものがあるよ!と呼ばれているような気がして、入ってみる。
仕事熱心な犬たちに「あんた、だれ?」という顔と、警戒をされる。
家と家の間を写すのもなんだけど、このしっとり感、たまらない!