中環やSOHOがすぐそばにあっても、上環は普段の生活エリア。
だから、生活に必要な普通の店が普通にあるのが楽しい。
油麻地などから旺角方面でよく見かける、油米行と看板に書かれた米問屋も禧利街にあって、店先に、産地と品種と書いた札がぶっ刺さった米の山ができているとわくわくする。
生興油米行には、この日は、タイ産の香米2種、あと絲苗米が売っていた。
茶餐廳や小厨等のメニューに、絲苗白飯と書かれていることがある。
単に、白飯のことを言ってるのかと思ってたけど、品種の名前だったのね。
調べてみたら、絲苗米は、広東省あたりで昔からよく取れていた品種のようで、元朗でも作っているそうだが、ここにあるのは、たぶんオーストラリア産なんじゃないだろうか(産地は書いてなかった)。
いつも、タイ産の香米を買っていて、絲苗米を意識したことが無いけれど、なるほど。もしかしたら、香港でいつも食べているのかもしれない。
さて、生興油米行で眺めていると、お米の注文が入った。
ビニール袋に、小さめスコップでお米を掬って入れ、はかりに載せる。
このはかりが、おもり式のはかりで、年季がはいっていて、計っている姿を見て、うわーー!!!となれる。
[お店の場所]
生興油米行
香港上環禧利街116號地下