菜譜子的香港家常 ~何も知らずに突撃香港~

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2017年 10月 13日

某所の乾貨檔@某所・香港仔


この街で降りるのは、今回の行程には入っていたけれど、とりあえず久しぶりなのでブラブラしてみるか、全く期待してないし。

という、素敵なごみ・・・じゅなかった日用品探求者にあるまじきやる気のなさで、しかも直前に食べたメシがまずかったので、テンションダダ下がりでバスを降りた。

それでも、以前に来た時に感じてた、裏香港島というか、山こえた反対側は生き馬の目を抜く、タイムイズマネーな街なのに、このユルさっぷりはなんなの!?という空気が好きで、まぁあせらずにのんびりするかーという気にさせられる。

そんなユルんだ状態で、ここに行ったのは、やっぱり大好きなのだと思う。
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一歩はいると、先ほどのテンションから一転し、ウキウキしながら野菜をみる。ただ、ここはそんなにいい野菜があるわけではないから、冷やかしにいろいろな店先を覗き込んでいた。

!!!!!!!
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目の前に現れた光景に、一瞬状況が呑み込めずに戸惑う。

・・・ハァッ!?なんでどこから見ても乾貨檔というのか、糧油雜貨な店先にこんなの置いてあるわけ?何かの罠!?(何の?)

すぐに駆け寄り、皿を1枚1枚全部チェックし、大紅花柄の持っていないサイズのプレートが3HKドルとか何!?

とか、隣の深皿もこの下に別の柄が隠れてたりとか、その奥にある茶碗はそんなに好みの柄じゃなかったとか、小皿は白かっただけとかつぶさにチェックする。

・・・なんぢゃこの店はっ!

とふと見ると、店主の爺は座りながら爆睡しているw

いいよいいよー、全部漁る間にずっと寝てていいよーと勝手に覗き込むことにする。(向かい側の店の人がハラハラして心配して声かけてくるぐらい)

えー、なにこれ、デッドストック状態じゃん・・・・

と、素敵なごみ探求者の悲しい性で、自然に中腰になり、棚の下の奥を覗いてしまった。

!!!!!!!

声にならない驚きとともに、奥の方にあった碗を取り出してみる

・・・・なにこれ、意味わかんないんだけど、有ったよ。
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中国制造にハマり、いろいろと探してきましたが、たぶんもう見つからないだろうとあきらめていた乒乓球身体鍛錬柄

STあたりのでもいい!と思ってたのに、底款はまさかの中國醴陵MADE I N LILING CHINAァァァァァ!

欠けもあるし、大きなヒビもあるし、実用するにはちょっと状態が悪いけど、

そんなの関係ねぇぇぇぇぇ!!!

まさか、まさかほかにもあるじゃ!と寝ていた爺ちゃんを叩き起こし(嘘。私の様子のおかしさに心配した、向かいの店のおばちゃんが起こしてくれた)

ヤウモウニゴ!?

というと、ヤウ!というではないですかっ!

(大体このやり取りで、この後のオチはわかりそうなものですが)

爺が奥の棚をガサゴソしている間に、少し移動して、春雨とか豆の間を再度物色すると、

もうやだ・・・ここ・・・なんなの・・・
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今度は、映日紅柄の小碗がちょこんと4枚重なって要るではないですか。しかも渦巻きがオレンジのヤツ!

おおおおお!!なんですか!?私ここ出たら交通事故にでもあって死んじゃうんですか!?ってくらいな幸運に、ドギマギしていると、爺が奥からビニール袋に包まれた、しかも結構満足できそうな大きさの塊を持って出てきた。

うっそー!そんな沢山、乒乓球身体鍛錬柄あるの!?

と、期待して開けてみたら、最初にみたそんなに好きじゃない柄の碗でした。

まさかとは思ってたけど、まぁやっぱりそうだよね・・・・

爺にしたら、こんな欠けてヒビがはいった碗なんていらんじゃろという気マンマンで、よけて出してくれた碗を数えだす。

それはいらないの!こっちがいる方!と何度も念を押して数え直す。

ついでに、爺が自家用で使ってるんじゃないかなぁという碗ももらってきた。

そんな、降って涌いたような幸運に包まれた、恒例のアレ、行きます。

まずは、大紅花柄のプレート。16cm位。
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リム付深皿。小さな薔薇と青い花が混ざったこの柄は見たことが無い。底款は無し。
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爺が使ってたんじゃないかと思われる薔薇柄の碗
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四文字熟語が読めず(笑)これもちょっとカケとヒビがあるので観賞用とする。

そしてそして、まさか見つかるとは思っていなかった、乒乓球身体鍛錬柄。底款は中國醴陵MADE I N LILING CHINA。
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映日紅花で、四季平安の小碗。ぐるぐるがオレンジのは写真で見たことがあるけど実物は初めて。
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路上の勝手にフリマで見つけたレンゲと同じ柄の、小さいひし形の醋皿
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全部で68HKドル。ここはまたアタックしに行きたい。そして乾貨檔も探査範囲となった。


by recipkoinhongkong | 2017-10-13 18:00 | Shopping | Comments(3)
Commented by ぽこ at 2017-10-28 13:44 x
中国醴陵の陶器を調べていて辿り着きました。普段使っているティーポットが割れてしまい、亡くなった祖母の食器棚を母が見たところこの底款が入った花柄に青い縁取りがついたティーポットが出て来まして、代わりに使うことにしたのですが、一体どんなメーカーのものなのかな?と思って検索していたところでした。
記事拝見しますと歴史のある製造なのでしょうか?
Commented by recipkoinhongkong at 2017-10-30 11:43
> ぽこさん


こんにちは。

醴陵は、中国で5大官窯と呼ばれる窯の一つです。

元々、醴陵市がある湖南省は景徳鎮なども含めて陶器産業が活発でした。

裏に、醴陵(古いタイプなら①中國醴陵出品 ②中國 醴陵の2種)と書いてあるマーク(底款とか、バックスタンプとか言われています)が入っているということは、1900年代~の海外向け輸出品だと思います。

というのは、アメリカがアメリカ国内に輸入するものに関して、生産地表記を必ずするように通達を出しているので、このあたりから「made in ○○」という表記が必ず入るようになりました。

国内にも同じものを流通させるときは、底款無しのもあったり、また輸出品として作られたものを国内流通(おそらくB級品)させるように思います。

私の中でもまとまりきってないので、あくまでも私見ですが、景徳鎮は観賞用の陶磁器生産ではトップクラスですが、生活什器である食器類の生産では、醴陵のクオリティのほうが高いように思います。

同じ柄の同じ形を比べても、ほかの地方の窯にくらべて、醴陵製は形、柄や色の付け具合、仕上がり、ともに本当にきれいです。

毛沢東が好んだとされる、文革瓷というものがあるのですが(共産党幹部向けだったり、富裕層、海外要人への贈り物用だったり)、これは醴陵窯で作られたものが多いです。

中華民国時代、中華人民共和国時代、そして日本も明治終わりから、外貨獲得のために海外向けの陶器の輸出というのは重要な産業となるとともに、需要の要望を反映してどんどん技術レベルが高くなってくるんですね。

お祖母様が持ってらっしゃったティーセットも、そんな時代のモノだったんじゃないかと思います。
(なにせ人件費があってないようなものなので、無駄に贅沢に作られてるように思います)

花柄に青いふちどり。。。どんなのだろうなぁと想像させてもらっています^^
Commented by せたがやパンダ at 2017-12-10 10:24 x
こんにちは、はじめまして。
いつもブログ楽しみにしております。
今年に入ってから香港の用もない町(ま、どこにも用はないのだけれど)も行きたいぞ、と街市&ごの周辺めぐりをしております。何巡もしている菜譜子さんはすごい、私はいつ1巡できるかも不明です。
さて、先日トイレにまっしぐら~な途中にこのじいさんの店を通りかかりました!
お皿などはもうあまりなく、1個4ドルのグラス2種(各5個)を購入してきました。暗いし、めがね忘れて底の文字が良く見えなかっんだけれど、まあ良しとしてホテルでめがねかけてみて見るとそこには驚愕の文字が…
「I・K・E・A」えっ
わが目を疑いました。何度も見ちゃいましたよ(涙)
じいさんの在庫いったいどこから入手しているのでしょうか~。
ちなみにもう1つは「Morning China」とありました。
まあ、笑える思い出といたします。
それでは~


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